幼少期の私はちょっと変わっていた・・・
私は小さい頃から少し変わっていたと思う。
大勢の人と関わるのが苦手。
かと言って集団生活が苦手かと言うと、そうではない。
一人を好んで、よくぼーっと妄想してたなぁ。
頭の中で色々な物語を考えていた。
家で一人、ぼーっと寝転んで妄想しているのは、まったく苦ではなかった。
今でも親友と呼べる人はいない。
距離を保った友達は数人。
その頃から自分をみせるのが苦手だった。
大事に思っていても、それをうまく表現できなくて、よく友達に誤解された。
だんだん、人と関わるのが面倒になっていった。
唯一、心から楽しくて没頭した事が音楽。
幼い頃から、エレクトーンやピアノを習っていた私は、小学4年生の時に区の合唱団に入団。
歌う事も好きで音楽が本当に好きだった。
自分の気持ちを表に出す事が苦手だった私は、音楽を通して自分を出していたんだと、今はそう思う。
だから、自分から音楽を切り離す事を考えた事はない。
いつしか私の夢は、音楽家になること。
なにで音楽家になるかは、その時は決めていなかった。
ただ漠然と、音楽家。
迷う事も疑う事もなかった。
自然と決まった私の夢は、その後6年間迷いなく突き進む事になる。