家族ってなんだろう・・・父のガンをきっかけに考える

家族ってなに?バラバラな家族が一つになることはあるの?

もし過去に一度だけ戻ってやり直せるなら、あなたはいつに戻りたいですか?

 

   

 

もし過去に一度だけ戻ってやり直せるなら、あなたはいつに戻りたいですか?

幾度となく自問自答をしている質問。

 

いつに戻りたいか。

 

私は迷わず、高校2年生と答える。

私にとって高校2年生から大学1年生までの3年間、この時間が一番輝いていた時だった。

 

もちろん辛いこともたくさんあった。

だけど前だけを見て、夢を現実に変えるパワーがあった。

何も疑う事はなく、迷いはなかった。

 

戻ったとして、今とどう変えたいのか。

その時の自分に何を伝えたいか。

 

諦めるな。しがみつけ。甘え上手になれ。少しは人に頼れ。相談できる人をみつけろ。

 

自分の人生は、自分で束みとれ。

色々と言いたい事はあるけど、強い心を持つように言いたい。

あの時、私に足りなかったもの。

それは、欲。

あの日、夢という欲を捨ててから、私の時間は長い間止まった。

一度、走るのを止めると動き出すのに、長い時間がかかる。

20年という歳月を経て、ようやく加速し始めた私の人生。

まだあの頃のスピードには、とうてい及ばないけど、動いているだけまし。

止まった時間の中で過ごすのは、とても辛かった。

 

   

 

いつ明けるかもわからない暗闇を、ずっとひっそりと生きていた。

すべてから逃げるように、旧友たちとは連絡をたち、あの輝いて時から目をそらし。

よく一人で泣いていた。

どうしてこんな人生になってしまったのかと。

あの時、病院にかかっていたら、鬱と診断されていたかもしれない。

長い長い闇。

ようやく少し灯りが見えてきた。

高校2年生に戻る事が出来たなら・・・。

過去には戻れない。

だけど未来は、これからやってくる。

あの時のように後悔しないように、今日も私は前に進むのみ。

 

   

今だけ、泣いてもいいですか?

 

   

 

ふっと気づくと、トイレで涙が出ていた。

 

何が悲しいのか。

何が辛いのか。

 

自分でもよくわからない涙。

人前で泣くことは、ほとんどない。

自分の弱さを見せるのは、大の苦手。

 

でも私は知っている。

自分がすごく弱い人間だと言うことを。

いつも逃げたくて、人と関わらず、ひっそりといたい。

これが本来、奥底にある自分。

 

きっと今生では、これを克服するために生を受けたのだと思う。

だから、あえて人と関わる仕事をしている。

逃げたくても逃げられないように、自然と自分を仕向けてる。

どんなに強くありたいと、気持ちを張っていても、今日のように自然と涙が出る日がある。

逃げるなよと言う、自分へのメッセージかのように。

だから泣いた後は、またいつもの自分に戻る。

 

   

 

「Mさんは、メンタル強いよね~」と言われる事が多々ある。

みんながそう思うなら、強い私を演じるだけ。

実際、強くありたいと思っているから、ちょうどいい。

この強さを保つ事が出来なくなったら、私はどうなるんでしょうか。

危ない綱渡り。

自分の心が壊れる日が来ないように願う。

 

   

電話に構える私。

 

   

 

母から電話がきた。

電話を取る前に身構える。

いい知らせならほっとするけど、悪い知らせなら、身構えている分落ち着いて話が聞ける。

今回の電話は、悪い知らせ。

父のガンは、胃の他に肺に転移しているかも知れない。と言う話。

まだはっきりはしていないけど、肺に影が写っているらしい。

ただ、これがガンによるものなのか、アスベストによるものなのか、わからない。

検査をして、わかるのが手術後。

父は若い頃、建築関係の仕事をずっとしていた。

だから、アスベストの可能性も考えられる。

それにしても、胃ガンがわかった時に、なんですべて検査していないのか?

転移している可能性だって考えられるのに、告知を受けてから1ヶ月あまり。

そういうものなのか?

 

   

 

父の手術は、来週にせまっている。

私も一旦、実家に帰る。

長くはいれないので、たった数日だけど、現実と向き合わなくちゃいけない時がせまっている。

弱っている父を見るのも、泣く母を見るのも、気が重い。

電話を受けるだけで、こんなに気が重いのに。

私の心が折れないように、自分を奮い立たせる日がせまっている。

きっと、なにもしてあげれない自分を責めてしまうだろう。

来週実家に帰って、私は何を思うだろうか。

 

   

体調がすぐれない日々

 

   

 

最近、なんだか体調が優れない。

まぁ、よくある事だから、この優れない自分と日々付き合っていかなくちゃ。

 

昔は、病気知らずだった。

昔って?(笑)

20歳頃までかな・・・。

ここ数年、一気に体にガタがきた。

でもきっと、そう思うから余計に体調が悪くなるのかなぁ。

よく、病は気からって言うから。

更年期なのか、バセドゥ病が再発したのか、

動悸・めまい・倦怠感・頭痛などが、毎日続く。

 

   

 

体も心も強くありたいと思う。

私を奮い立たせるのは、「このまま終わってなるものか!」と言う気持ちだけ。

だから今日も一日、頑張る。

今日頑張れば、明日の自分は半歩前に進むから。

毎日半歩でも進めば、1年後の自分はだいぶ前に進んでいるでしょ。

それを信じて。

だから、今日も一生懸命生きるのみ。

 

   

自分から寄りそえば何てことはなかった

 

   

 

先日、パパの誕生日を迎えた。

もう、アラフィフに片足を入れた歳。

早いものだなぁ。

パパに出会ってから、18年の歳月が流れた。

今が一番、パパと仲良く一緒にいる気がする。

この18年、色々ありました。

 

結婚してからは、今年で15年目。

最初の10年は、別れたくて仕方なかった。

なぜ結婚したのか?

後悔ばかりでした。

 

だけど、別れずに今ここに一緒にいる。

これが縁と言うものなんでしょうか。

逃げるように、救いを求めるように彼と結婚した。

そんな結婚はうまく行くはずはない。

今になってわかること。

 

だから長い年月苦しんだ。

でも今やっと、その苦しみから少し開放されて、パパとの生活が楽になってきた。

相手を思いやる気持ちが持てた。

 

   

 

私から寄り添えば、なんの問題もない。

すべて私が彼を避けていたんだと思う。

パパの気持ちも少しずつ、変わってきた。

 

この18年で学んだこと。

自分から寄り添う気持ちを持つこと。

今まで人を避けてきた私への課題だったんだと思う。

ここにきて、一つクリアできた。

 

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